2016年11月15日火曜日

最終出社を終えたら、こんな気持ちになった

昨日は、2001年から15年間所属していた会社の最終出社でした。
(月曜日に最終出社? ふつう、木、金だろ! というツッコミが聞こえてきそう。)
ぜんぜん実感がなく、フワフワした気持ちでその日を迎えてしまいました。

朝、最終日の服装は、年相応のニットかミッキーマウスのトレーナーか、30秒ほど迷ってミッキーをチョイス。私の会社員生活をしめくくるのにふさわしいのは、ミッキーのトレーナーだと思います。
何年もあと、みんなヨボヨボのおじいさんおばあさんになったときに、会社の人たちと会う機会があったら、「そういえば、ミッキーのトレーナー着てたよね」って思い出してもらえるかもしれません。

最終日は、意外に慌ただしく、通常の業務もやらなくてはとか、関わりのあった人たちにあいさつしなくては、ともんもんとしているうちにあっという間にタイムアップ。
ハンパに手を出した通常業務を完了できないままでした。
最後にチームの女子たちと社食でランチ。
退社のごあいさつメールを関係者の方々に送るというのは、もうやらないと決めていたのですが、なんだかあとからそれでよかったのかどうなのかわからなくなりました。でも、もう時間なかった!

さあ、お見送りをするよ〜という時間になり、大勢の人に注目されることに慣れなすぎる私は、「片づけのプロの資格勉強中です!」と宣言したものの、最後、荷物の片づけがえらいとっちらかっており、赤面を通り越し挙動不審全開。ひたすらドタバタ、いただいた花束を落としたり、ライフオーガナイザーの資格取得勉強中に作った自作名刺を配ろうとしてばらまいたり、目の前にいる人が見えていなかったり、悲惨なテンパリ具合。
もうちょっと、堂々と、落ち着いて去って行きたかった。

こんな感じで見送っていただきました。めっちゃ笑顔。

その後、パソコンやiPhoneを返却し、人事で年金や社会保険などの手続き関係の説明を受け、「年金手帳」などを返却され(こんなものがあったって知らなかった)、ああ、本当に会社員という手厚い保障と待遇を手放すんだなーと思いました。
人事の方に見送っていただき、もう、戻ることはできません。



大変お世話になりました。さようなら。

高揚していたせいで、ゲートを出たらどっと疲労感が押し寄せました。「卒業証書」と寄せ書きと写真と、引っ越し前でモノを増やさないようにという神対応な配慮でいただいた「体験ギフト」というすばらしい贈り物をスタバで1杯お茶休憩しながら眺め‥‥‥。


号泣。
するかと思いきや、不思議と平常心。全然、実感がわかないのです。

でも、本当に本当に分刻みで効率化して仕事していて、メチャクチャ時間がないなかで、みなさんに寄せ書きをしていただいたり、ステキな贈り物や花束を準備してくださったり、もう、もう、もう、もう、もう、なんか申し訳ないやらありがたいやらで、叫びそうでした。

そして、翌日。
あの殺人的なラッシュのなかの通勤もないし、あわただしいオフィスでの日常もないんだなぁ〜。会社で見送ってくれた上司や同僚たちには今日も、これからも存在する日常が、もう、ないんだなぁ〜。
ひゃっほー! となるかと思いきや、そんなこともない。
この気持ちを何と言ったらいいのか。

孤独感。

何かを得るためには、何かを手放す必要だってあるのです。
もう、前に進むしかありません。

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