本棚にしまってあった義父の古い写真。お菓子の箱に入っていました。
わが家にも、本棚から祖父母の代〜父母、自分の赤ちゃんのころくらいまでの写真が大量に出てきました。
祖父母の持ち物で、分厚いアルバムに入っているものもあれば、写真屋さんからプリントしてもらった袋に入ったままのものもたくさん。
それに比べたら、義父の写真は全然少ない方。
今は亡き義父。
写真を見ながら思い出話でもしようと義母のいるリビングに写真の箱を持っていくと…
「それもう捨てる。みんな捨ててるし、誰も管理する人がいないし」
と意外な反応。
えええ! いいんですか?
捨てられないポイントって、人によってさまざまなんですね。
私も見知らぬ人の写真なら捨てるのに抵抗はありませんが、義父は子どものおじいちゃんでもあるわけで。
ウチの子たちが生まれる前に亡くなってしまい、会わせてあげらあれなかったけれど、身内だけの結婚式と食事会のときに皆に書いてもらった寄せ書きに
「早く孫の顔を見せよ」
と書いていた義父。なんだかグサリと心に残っていて、亡くなって数ヶ月後に息子を授かり、義父が天から授けてくれたのでは…とか、生まれかわりかもしれない…とか感じるところがありました。
そこで、義父の写真をスクラップ帳に貼ってアルバムを作ることに。
嫁が、義母の家を「片付ける」のはハードルが高いけれど、思い出品を大切に扱われたら悪い気はしないと思うのです。
写真の裏に日付けや場所のメモがあったので、それも書きこみました。
古い写真って楽しい。1人の人生の物語に想像を巡らせて、ああ、この人と仲良しだったのか…とか、この女性はだれ? 初恋の相手かしら?とか探偵気分。
それに街並みが映画みたい!
「Always三丁目の夕日」の世界が広がっていました。
帰省して仏壇に手を合わせたり、お墓参りするだけじゃなくて、子どもたちとアルバムを見て、おじいちゃんの生い立ちを振り返ったりすることも、ご先祖さまや家族を大事にする気持ちにつながるのではないかと思います。
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